VOICES & STORIES

04「 難しい傾斜地をどう面白く活かすか、その提案がすばらしかった。 」

OWNERS BACKGROUND

お話をお伺いしたお施主様はこんな方

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お住まいのエリア
東京都世田谷区
ご家族構成
ご夫婦、お子様1人
間取り
2LDK

ご主人は関西の地方ご出身で、大学は水産学部のある北海道に。そこで奥様と出会われて、その後就職で東京へ。とにかく好奇心が旺盛で、音楽や服、演劇といったカルチャーはもちろん、家具やこけし、骨董品、車に至るまで、あらゆることに造詣が深い方。色々なことに首を突っ込みたいとおっしゃるその姿勢で、気になることはとことん突き詰めてしまうそう。自然と周りの人を惹きつける魅力にあふれた豪快で温かなお人柄ながら、その鋭く厳しい視点は、広告関係の第一線を走って来られた方ならではの説得力がありました。一方、北海道でのびのびと育ったとおっしゃる奥様は、ご主人やご家族を優しく見守られてきたことが伝わる、大らかで穏やかな方。ご家族の温かく楽しい日常が想像できる素敵なおふたりでした。

お客様と「僕らの家」による家づくりのストーリーをお客様自身に語っていただきました。

HISTORY出会いから決めた理由、入居まで

傾斜地を活かして楽しむために
どう活かしたらいいか
その提案が素晴らしかったです。

仕事で一時期関西に転勤していたんですが、その時に住んでいた川のそばが、綺麗で落ち着きがあって気に入ってしまい、東京に帰ってきてからも川のそば、ということで多摩川の周りで斜面のある所を探したんです。それで見つけたのが今住んでいるこの場所でした。元々建っていた古家を改修して20年ほど住んでいましたが、さすがに老朽化が激しくて建て替えることに。色々と大手メーカーや工務店などを当たっている時に「僕らの家」さんに出逢いました。最初の印象はカッコはいいけど、生活感のない家ばかり作っているな、と思いましたが、提案を受けたらそれが圧倒的に素晴らしくて。少し斜面になっている土地なので、それを活かしたいと思っていましたが、それにぴったり合った提案だったんです。それが気に入ってしまい、もうそのままで結構です、と一気に決めたんです。

クリエイティブで面白くて、
でもキチンと意味がある。
プロの仕事を感じました。

「僕らの家」さんに提案いただいた家は、中にすごい高低差がある、立体的な空間でした。キッチンが一番高いところにあってそこに立つと、とても開放感が感じられて気持ちがいいです。そういう空間デザインも面白いですが、それだけでなくちゃんと中の部屋も少しズレていて、そこに窓があったり、全てに意味があって無駄がない。インテリアも惚れ込んでずっと使っているアーリーアメリカン調やミッドセンチュリーの家具を置く前提で空間を作ってもらいましたが、リビングの照明は元々イギリスの工場で使われていたもの。これはオランダのものなど色々ご提案いただいたものから選びました。いろいろな個性が同居できているのは、この家がアメリカンや何々風と違って、ここだけのデザインになっているからだと思います。どれもプロの仕事が感じられて、とても気に入っていますね。

仕事のやり方に疑問を感じて
苦言を言ったことも。
そこから一気に良くなりました。

提案自体は素晴らしかったんですが、その後の家を作っていく過程でのコミュニケーションに疑問を感じたこともありました。私が年上で同じクリエイティブな仕事をしていることもあり、気を遣ってくれたのだと思いますが、「これでいいですか」と確認を求められることが多々ありました。それでクリエイティブというのは「こういうのはどうですか」と提案する仕事だから、そこを考えるのは君の仕事だよね、と言って怒ったこともありました。もちろん要望を聞かないということではなくて、引くところとどうしても引かないところがある。それがクリエイターであり、ものを提案する仕事だと思うんです。そこで「言う通りにします」と言ったら全てがグチャグチャになっちゃいますから。でもその後は、一気に仕事の姿勢が変わって、提案も変わりましたね。一生懸命にやっていただきました。結果いい家ができて、とても満足しています。

BOKURAN-NO IE VOICE ご家族との大切な記憶や愛着を受け継ぐ家をご提案。

以前の家を最初に拝見した時に、ご自分でペンキを塗られたドアなど、家への愛着がとても感じられ、お子さまとの思い出の品など、これまでの暮らしの記憶を伝えるものも数多く置かれていました。その大切な家を壊してしまうのは寂しく感じたので、使えるものは新しい家に使うことをご提案。実際に色々な所に前邸のものやお子さまの集めた石などを活かしています。

LIFE NOW今の暮らしと現在の関係性

見た目や安さじゃない
自分の選択に納得できる、
本当に価値のある家。

当初は何もわからないのでいろいろな家を見ましたが、どれも安さばかりを言ってきたり、見た目はいいけど、このスペースにこんな家と決まっていて、自由に変えられない。それに使い勝手に疑問があって、あまり暮らしやすいとは思えない。そんな家をいくつも見て、普段お客様にクリエイティブな提案をする広告の仕事をやっているのに、自分の家はそれでいいです、とはどうしても思えなかったんです。私は物を集めるのが好きで、それらや家族の思い出の品などを飾って置くのが好きなのでそれに合わせた造作をして貰ったり、掘りごたつで過ごすのが好きなので作ってもらってさらに高低差を楽しんだり。あとは昔使っていた棚をリメイクして洗面台を作ってもらったり。安くはなかったですがその価値がある、自分たちだけの家がとても気に入っていますね。

住み始めて9年
お気に入りに囲まれて
変化していく楽しさ。

元々飲み屋などにある掘りごたつが好きで、造作で作ってもらいましたが、本当に気に入っていて、ここが私のベストポジションですね。部屋にはギターから洋服、北海道の熊の頭像、福島県のこけし、子どものフィギュア、植物のウツボカズラなど色々な物が飾ってありますが、それらも眺められてこの家にいる時はずっとここにいるくらいです。元々多趣味で色々なことに興味を持つ上にコレクター気質なので、つい色々なものを集めてしまうんですが、それも自分のこれまでの歴史だし、家族の思い出の品もいっぱいあって見ていると楽しいですね。これから先、生活スタイルが変われば整理しようと思っていますが、またその時その時で興味のある物が増えていくでしょうね。そうやってどんどん変わっていくのが面白いし、楽しいですね。

BOKURAN-NO IE VOICE 叱られたり、やり直したり。それが今に活きています。

ご主人には厳しいお叱りを受けましたし、色々とやり直した箇所もありましたが、それによってこちらが完璧と思うもの、自信を持ってお出しできるものを提案するのが私たちの仕事なんだということに気づかせていただきました。その経験は今も、仕事の中に活きていると思います。長いお付き合いですが、未だにお会いすると背筋が伸びる思いがします(笑)。

FUTURE家を軸に続いていく関係性

10年に渡るお付き合い。これからも、
もっと進化して驚かせて欲しいですね。

この家ができた時は、会社の若い子たちを集めてオープンハウスを開いたり、雑誌に載せてもらったり、事あるごとに周りの人間に見せていますね。そうやって「僕らの家」さんをアピールするという。家を建ててもらってからほぼ10年。どんどん実績も増えて忙しくされていますが、これからも面白くていい家をどんどん建ててもらいたいですね。知り合いの田んぼが山梨県の北杜市にあって、行くとお蚕さんで財を築いた豪農の屋敷がいくつも残っているんですが、総檜でとてもいいものなので、将来はああいう家をリフォームして手を入れて住むのも面白いかなと思っています。そういうことがあればまたお願いしたいですね。今は家も電気で動くものなんかがありますが、その中でも住みやすそうなものとか、今風なのにトラッドな家とか、もっと進化したものを提案してほしいですね。

FAVORITE ITEM水産学部の実習で作った「鮭缶」。

大学で水産学を学んでいらしたご主人が実習で作られた鮭缶で、ご自分で船を操縦して獲られた鮭で作ったものだそう。もう数十年前のものですが、今も大切に飾られていました。

TEL 0120.157.137
OPEN 10:00-19:00(水曜日除く)
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