施主検査、心の中では正座してます。

施主検査、それは答え合わせの瞬間です。

【施主検査の日】ドキドキ、でもちょっと誇らしいこの瞬間。

こんにちは、僕らの家のスタッフMです。
今日は、私たちが毎回ちょっと背筋を伸ばして臨む、あの特別な日――「施主検査」についてお話しします。

長い旅路でした。
最初のヒアリングから、コンセプト設計、素材選び、現場での微調整…。
お施主様と一緒に積み上げてきた“暮らしのかたち”が、ついに完成。
そして迎える施主検査。
この日ばかりは、心の中で正座してます。
「どうか、気に入ってもらえますように」
「この空間が、ちゃんと“あの時の想い”を映していますように」

今日という日を迎えるために、何度図面を見返したことか…何度「ここ、クロス浮いてません？」の幻聴に悩まされたことか…。
1階から屋上まで、説明しながらも心の中では常に「どうか何も起きませんように」と念仏のように唱える。
キッチンの引き出しを開けるその手が、スムーズに動くかどうかで寿命が縮むのです。。。


■施主検査って何をするの？

施主検査は、お引き渡し前にお施主様と一緒にお家の中を一通り確認する、大切な工程です。
私たちにとっては「完成した住まいを、お施主様と一緒に歩きながら確かめる時間」。
いわば、家づくりの集大成を一緒に味わう“最終確認の旅”です。

チェックするポイントは、以下のようなところ：
・壁や床にキズや汚れがないか
　→ たとえば、家具の搬入時にできた小さなスレや、塗装のムラなどがないかを一緒に確認します。

・スイッチやコンセントの位置が図面通りか
　→ 「あ、ここにスマホの充電用コンセントをつけたんでしたよね」なんて会話をしながら、実際の使い勝手をイメージしていただきます。

・建具の開閉がスムーズか
　→ 引き戸やクローゼットの扉を開け閉めして、引っかかりがないか、音が気にならないかをチェック。

・収納の中までしっかり確認
　→ 棚板の高さや奥行き、可動棚の位置など、「ここに掃除機入るかな？」といったリアルな使い方を想像しながら見ていただきます。

そして、気づきの時間でもあります
私たちも事前に何度もチェックを重ねていますが、やはりお施主様の目線はひと味違います。
「この窓から、ちょうど桜の木が見えるんですね」
「この照明、夜にどんな雰囲気になるのか楽しみです」

そんな言葉を聞くたびに、図面の中で描いていた“暮らしのイメージ”が、現実の空間として立ち上がっていくのを感じます。
ときには、
「このニッチ、思ったより便利そう！」
「洗面台の高さ、ちょうどいいですね」
なんて、設計時のこだわりが伝わった瞬間の喜びといったらもう！

今回のお客様は、キッチンとベンチの造作家具もありますので、本当にドキドキしました。
造作なんですよ、造作！
つまり、お客様のお体や生活スタイルに沿わせて世界に一つのものを制作したものですから、フィットしてくれないと心底困るんです。。
「ここに座って、朝ごはんを食べるんです」
「この高さなら、子どもも一緒にお手伝いできますね」
そんなふうに、実際に触れて、立って、座って、確かめていただく時間。
私たちにとっては、まさに“答え合わせ”の瞬間です。

だからこそ、ベンチに腰を下ろして「おお、ちょうどいい！」なんて声が聞こえたときには、 心の中で「よしっ」とガッツポーズ。
…でも顔は平静を装って、「よかったです」とだけ、静かにうなずきます（笑）

造作って、図面の上では完璧でも、実際に“暮らしの中でどう感じるか”がすべて。
だからこそ、うまくハマったときの喜びは、ちょっと言葉にならないんです。
（このあたりは、施工事例ページなどで今後くわしく発信していきますね！）


もちろん、細かな修正点が出ることもあります。
でもそれも含めて、私たちにとっては大切な時間。
お施主様が“自分の家”として、真剣に向き合ってくださっている証だから。

そして最後に、 「この家に帰るのが楽しみになりそうです」 そんな言葉をいただけたら、もう…心の中で深々とお辞儀です。

今日もまた、心の中で正座しながら、 大切な一日を迎えています。
細々と無料相談会も随時開催してます、
また素敵なご縁がありますように！

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